少女と決別とペンダント GM:RADY

人を集めての第二ラウンド。
前回取り逃がした盗賊団の団長と決着をつける追加のお話。
あれから起こった悲劇に終止符を打つべく、シルバーレギオンはアンデッド蠢く廃村へと向うことになったが…

• レミィ (ネヴァーフ、アコライト/アルケミスト)
  • 聖別されたショットガンと聖別されたタバコを持つ、血と硝煙の匂いが漂う女性。シルバーレギオン最古参。
  • 三姉妹については仲間意識があったものの、彼女達の悲劇を目の当たりにした彼女はギルド代表代行として決断を下した。
  • ヘイストでエミルを最速行動させてからの連携攻撃や、アフェクションやプロテクションでパーティをサポート。

• ジン (ドゥアン[角]、ウォーリア/サムライ)
  • 東方で傭兵をしていた侍だが仲間を妖魔に殺され、自身も老人の姿とされる呪いをかけられた若者。
  • 程よくお酒が巡って此度もシリアスモード。亡霊たちの妨害をあえて身に受けながらも闇に堕ちた姉妹に向って駆け出した。
  • 相変わらずの硬さから雑魚戦では無類の強さを発揮。また、初実装された連携攻撃によって魔法攻撃もできるように。

• エミル (ヒューマン、シーフ/レンジャー)
  • 辺境の森で狩人をしていたが、先日妖魔達の侵攻にあって天涯孤独の身になった少女。シルバーレギオンに救われてそのままギルド入りした。
  • アンナの面倒を見ていたが、自身の目の前で攫われてしまう。クライマックスでは彼女を取り戻すために罠を掻い潜りながら敵陣に突っ込んだ。
  • 要となるトラップ解除や、命中すると死亡確定の攻撃をクリティカルで回避するなど要所のダイス目が神懸り場を沸かせた。

• サンターナ (ネヴァーフ、ウォーリア/ガンスリンガー)
  • 世界に名を刻むために冒険者をする砂漠からやってきたガンマン。彼の心はいつも西部なのである。
  • 姉妹とは面識は(PCは)無かったが、盗賊団の残党が廃村に集結している話を聞きつけサルーンの2階から飛び降りる。
  • 瞬間火力を突き詰めたリビルドで雑魚を蹴散らす。近接戦闘も得意であるためジンと共に前線を築く。

• エリシャ (エルダナーン、メイジ/アコライト)
  • 高貴な魔術師家系の娘。命を救ってくれた神官を追っかけて神殿入りした神官見習い。彼女の祈りはどう願っても敵が殲滅されるという摩訶不思議。
  • 姉妹とは面識は無かったものの、村人達をアンデッドとして操るカスターディアや邪神の行いを許すわけにはいかなかった。
  • 今回予告からアンデッド対策の魔法を完備し猛威を振るう。敵からはアコライトと誤認されて攻撃が集中したり敵の出目で悲しい思いをした。

以下、ダイジェスト。
PC以外の個人名の詳細については前回シナリオ『少女と盗賊とアップルパイ』参照。

• ラインの街の神殿で服役中のシューガの前に突如として姉のカスターディアが現れる。
  • 協力を拒み、凶行を止めるべくカスターディアに刃を向けるも返り討ちに遭う。
• 一方、王都グランフェルデンではエミルがアンナの世話を焼き、友人として交友を深めていた。
  • ｢アンナ、折角グランフェルデンに来たんだから、"狩り"の仕方教えてあげる!!｣『"狩り"!?こんな街中で何を狩るんだよ!?』
• だがとある夜中、二人が宿泊している部屋の窓が開いていることに気がついたアンナが不用意に窓に近付き、エミルの目の前で攫われる。攫った相手はシューガだった。
  • 攫われる際に彼女が落としたペンダントを手に、レミィの元に駆け出すエミルであった。
• 神殿に緊急収拾したシルバーレギオン。そこにはラインの神殿からフィリスも来て、事情を説明した。
  • 以前、ゴブリン達に滅ぼされた廃村(サンマルク村撤退戦より)のひとつに赤髪盗賊団の残党が集結し、更にはアンデッドの目撃情報もあるらしい。
    • ｢あたしらが決着をつけにいかないとね。…こうなったからには、覚悟を決めるよ｣レミィの声にジンとエミルが頷く。
      • ｢盗賊団を懲らしめるんなら手を貸すぜ｣と、サルーンの2階から飛び降りてサンターナが参戦。
        • ｢不浄なるものたちを許すわけには参りません。私もご同行します！｣と、神官見習いのエリシャも参戦。
          • こうして集まった5人は廃村へと向ったのだった。
• 廃村へ向う途中、街道にて赤髪盗賊団の残党と交戦。
  • ｢そこをどいてもらうよ!!｣『ウルセェ!!お前たちの首を持ってこなきゃ俺たちが…!!』
    • ｢ではワシが相手じゃ…《トルネード"ブッ"ラストォー》!!｣『ｺﾞｰｺﾞｰﾏｯｿｫｰ入りましたーッ』
      • 街道での戦闘となったが盗賊の弓兵を倒すべく茂みに踏み込んだジンの頭にタライが直撃。
        • 『ここは定石通りアコライトから潰す…!!ということで、エリシャを集中攻撃します』｢私ぃ!?｣｢おいアンタ!!アコライトは私だよっ!!(ショットガンを振り回しながら)｣
          • アコライト(と思われる人物)を攻撃したはずなので別の方向からプロテクションが飛んできて首を傾げる盗賊たちであった。
• 盗賊達をこらしめて事情を聞くと、どうやら団長のカスターディアが廃村にアンデッド達を呼び出して手駒にしているらしく、自分達も脅されていたという。
  • 交渉の結果、盗賊達はシルバーレギオンを信用し、廃村に仕掛けられている罠の場所を教えてくれた(エリアサーチ相当)。
• 廃村。広い戦場であちらこちらでアンデッド達が姿を現してPC達に襲い掛かってくる。
  • 仕掛けられたトラップの配置に気をつけつつ、ジンとサンターナでうまく壁を作りながら殲滅していく。
• 廃村の奥の大きな建物。その中に踏み込むと腐臭の臭いが漂う中、宿敵のカスターディアが待ち受けていた。
• 傍らの魔方陣にはアンナが横たわっており、何やら儀式をしでかそうとしているようだった。
  • 『人間の血程度ではかの地に邪神様の僕を呼び出すことはできないのよ…』｢だからアンナを…ドラゴネットの血を使おうっていうの!?｣
    • カスターディアの行為に怒りを爆発させたエミルを筆頭にクライマックス戦闘へ突入する。
• 儀式によって邪神トリアラクの僕が登場。特殊効果によってアンナとHPが共有されてしまっていた。
  • 特殊効果を打ち消すのにトラップ解除が必要とのことで、陣形と《ランナップ》を駆使してエミルが接敵。
    • 途中、感知型トラップがありジンの足が止められるも彼女だけは強行突破してターン開始時にはアンナとエンゲージしていた。ワザマエ!!
• 戦闘は連携攻撃合戦であった。高Lvヘイスト持ちのカスターディアに軍配が上がるかと思いきや、早撃ちガンマンことサンターナの《カリキュレイト》で先手を取られる。
  • 敵陣営も負けず、フルコンボを決めてウォーリア陣を即死させるようなダメージを叩き出す。
• なお、シューガはオープニングの返り討ちで殺されてしまっておりアンデッドとして操られていることが発覚。
  • 『ここはどこ…？誰かいるの…？何も見えない…聞こえない…』｢う、うわぁ…ッ｣｢なんて酷いことを…!!｣
    • イメージはFFTで敵で出てきた時のザルバック兄さん。今回の三姉妹ネタはFFTのベオルブ三兄弟をイメージしてたところもありました。
• ジンのボルテクスアタックやエリシャのリゼントメントを組み込んだ連携攻撃を放つも、リゼントメントがまさかのクリティカル回避によってミス。更に連携も終了。
  • エリシャからリアルな悲鳴が上がった。これは私でも悲鳴を上げたくなる…(´・ω・｀)
    • 敵の行動で再び連携攻撃。お葬式ムードの中、防御系切り札が全て撃ち切られた状態で、当たれば即死する攻撃がエミルに飛ぶ。
      • エミルが根性でクリティカル回避。その土壇場にて此度の主人公パワーを見せつけて場を沸かせた。敵もここで連携終了…
• 一気に流れが途絶えたのか、サンターナのボルテクスアタックとレミィの追撃によってカスターディアが地に伏す。
  • いつになくギリギリの戦いでありました。
• エンディング。姉達を失い一人涙を流すアンナとそれを支えるエミル。
  • シルバーレギオンのメンバーはアンナをギルドに招いたが、彼女は自身を見つめ直すべく修行の旅をしたいと申し出た。
    • アンナは宝物であるペンダントをエミルに、エミルは宝物である薬草入れをアンナに預け、再び再会することを約束しあったのだった。
      • 若き冒険者の旅立ちを祝し、サンターナとジンがエールと焼酎で乾杯したところで今回のアクトは終了となりました。

シリアス分と戦闘難易度が程よく上に向いた感じでしたが楽しんでいただけたようで嬉しいです。
今回印象的であったのは連携攻撃。
街道戦や廃村戦とか見てても、こちらが行動する前に一斉にボコボコにされて敵があっという間に沈んだ気がする。
本格的に組み込むと戦略が大幅に変わってきそうですが、毎度連携攻撃を行なおうとすると処理が複雑になって場が停滞しそうなのが悩ましい。
パーティ構成によって出来る、出来ないがでてくるところでもあるのでどうなるものかなぁと思う次第です。