フェアリーハウスへようこそ!! GM:RADY

修羅の宴1回目。今回は伸ばし伸ばしになっていたギルドハウス獲得シナリオになりました。
メンバー総数が30人近くとなり、件の妖魔大侵攻を食い止めた第一人者として知人からギルドハウスを受け取ることになっていたのだが、
そこはすでに妖精達に占拠されていてさぁ大変、というシナリオ。
ギルドマスターの出陣、縁のあった妖精達との競演、6人PCと内容が盛りだくさんとなりました。

  • イグナシオ (エルダナーン、メイジ/セージ)
    • 曲者揃いで評判のシルバーレギオンのギルドマスター。神殿や王国の内部にも重要なポジションがありそうな底の見えぬファラの閣下。
    • ギルド馴染みの依頼人ということもありマスターが直々にハウス奪還に立ち上がる。裏で貴族の陰謀も垣間見るも彼は決して揺るがなかった。
    • その底知れぬ知識でありとあらゆる行動を代用。NPCとの交渉も代表し、彼の存在感を一層際立たせたのだった。
  • サンターナ (ネヴァーフ、ウォーリア/ガンスリンガー)
    • 世界に名を刻むために冒険者をする砂漠からやってきたガンマン。彼の心はいつも西部なのである。
    • 此度のジアゲ(?)活動にもっともノリノリで意欲的だった。ジアゲは西部じゃチャメシ・イニシデントなのだ。
    • 瞬間火力への浪漫を追い求めた結果、今回も目を見張るダメージを叩き出した。FS判定ではロボットを組み立てるという器用な一面も見せる。
  • ラシェル (ヒューリン、アコライト/ヒーラー)
    • グランフェルデンに工房(アトリエ)を構える駆け出しの錬金術師。経験を積むためなら危険な冒険も散在も厭わない。
    • ギルドで一番妖精に縁がある人物。また、ルキアに怪しげな薬品を摂取させたり、妖精達を行動不能にする薬品を散布したりキャラに磨きがかかった。
    • 薬品を利用した判定ボーナスが此度のFS判定で大活躍。トラップにより振ってきた武器食い虫に追い詰められるも道具は食べられず無事に逃げ切る。
  • バーツ (ネヴァーフ、ウォーリア/バイキング)
    • かつては有名な海賊団の一員だったが魔獣に船を沈められて陸の河童と化したヴァイキング
    • ギルドでも指折りのお金好きもあり、依頼料の羽振りと追加報酬ではブリーズと共に俄然やる気を出していた。
    • 何かと狙われまくるルキアに鉄壁のカバーリング。バイキングスキルも伴い、攻守共に安定して活躍していた。
  • ブリーズ (エルダナーン、メイジ/シーフ)
    • かつて秘密結社の一員だったが結社が潰れた際に家宝の大事な物を盗まれ、それを取り戻すために冒険者に身を置く女性。
    • お金に対する情熱はバーツと並びギルド指折り。自慢のスティールで手をワキワキさせながら妖精達にむかっていった。
    • もはやエネミーでも使用しないレベルの行動力と回避力を誇る。ブリーズにメタを張ったトラップ(?)も用意したのだが不発して物語が綺麗に終わった。
  • ルキア (ヴァーナ[猫]、シーフ/ドルイド)
    • のちにギルドハウスとなる大きな屋敷の管理人の女性。特徴的な口調と騙されやすい性格のギルドのマスコット的存在。今回初参戦。
    • 妖精達に乗っ取られた屋敷を取り戻すべく、依頼人としてギルドに同行。自身も霧の森で修行していたこともあり、ギルドハウスを提供すると共にメンバー入りした。
    • 鞭を使った牽制とタウントでパーティをサポート。彼女のタウントは"思わず苛めたくなる"のか面白いほど成功していた。

以下、ダイジェスト。

  • お爺ちゃんが亡くなり、彼が使用していた屋敷を引き取りに霧の森から帰郷したルキア
  • 知人の貴族、ジュリア・ベクレールから"利権書と鍵(重量1)"を受け取る際、彼女からシルバーレギオンの話を聞き、ギルドハウスとして使ってはどうかと提案される。
    • 「ねぇ、(重量1)って何…?」『あ、種別:道具として扱っていいですよ』「アイテム扱い…だと…?」「嫌な予感しかしねぇ…」
  • 賛成したルキアはジュリアと共に屋敷へ訪れたのだが、そこだ彼女達は手厚い歓迎を受けることになった。
    • 『この家から出て行けーッ!!と言って、吸引破砕機とかかれた掃除機を貴方達に向けます』「ちょ!?待って、待ってーッ!!」
      • 利権書を吸引破砕される前に屋敷の外に叩き出される2人でした。
  • そんなこんなで今度はシルバーレギオンのメンバーが直々に妖精達を退去させるべく動き出した。
    • 「…ジアゲ、か。悪くないな、その依頼!!」「ひ、人聞きの悪いこと言わないでー!!」
      • 「妖精達なぞこの私の炎の前で…」「館は燃やさないでくださいよ!?」
  • 妖精達に占拠された館の前で作戦を練る一行。
    • 「では西部っぽく窓硝子を叩き割る体勢でスタンバイします」「だ、だから館はッ(ry」「つまりはこう(ry」『えぇかげんにせんかーッ!!』
      • 館の前であーだこーだやってると妖精の方から姿を現しました。
  • 妖精側のリーダーとされるチェチェと名乗るキキーモラ族の少女が現れ、イグナシオが直接交渉。
    • その結果、「自分達が認めるほどの実力のある冒険者ならば家を元通りにして返そう」ということになった。
  • まずはフォーカスシステム。一定期間内に3つあるFSの内2つをクリアしろという内容。
    • 博識妖精との知恵比べ。イグナシオとラシェルが参戦。イグナシオの超知力とブラフ(?)もあって難なくクリア。
      • 「それでは問題だ、妖精の諸君。心は紳士、見た目は半裸。これはだーれだ。」『そんな人いるわけないわ!!』「よし、誰かJrを呼んで来い」
        • しばしの後…「あの、僕をお呼びでしょうか」『なっ…!?』「あぁ、来てくれただけで結構だ。君のおかげで無事に依頼がこなせそうだよ」
  • 迷子妖精と鬼ごっこ。ブリーズとルキアが参戦。早々にクリアしたラシェル達も助っ人に入り、苦戦するルキアに怪しげな薬をプレゼント。
    • 「これを飲みなよ。判定が1D増えるよ。」「げ、げんきになってきたっすー!!判定は…げ、失敗」『ちょっと君…止まりなさい。と、騎士が肩を掴みます。』「ち、違うっすよー!?これは違うっすよー!?」
      • ルキア職務質問受けている間にイグナシオが判定を成功させ、屋根から屋根へ逃げる妖精を追いかける。
        • 『あ、あれは誰だ!?』『あれは…シルバーレギオンのギルドマスター!?』『実在していたのか!?』「もはや鉄板ですねそのネタ」
  • グレムリン達(グレ太)とロボット作り。サンターナとバーツが参戦。若い女性が多いシルバーレギオンでもとりわけ濃ゆい二人が揃う。
    • 『ね、ねぇ何で他の人達は華やかなのにオイラだけこんな…』「なにか言ったかぁグレ太ぁ。」「ほれぇさっさと始めるぞぉ」
      • 堅実な作業が進み、金色に輝くロボットが無事に完成。サンターナの趣味でポンチョとウェスタンハットが着用された。
        • 『ありがとう、おっちゃん達。これは後で使うから楽しみにしていてな!!』「いま、後でといったな。」「あれと戦うのか…」
  • 制限時間の半分ちょいくらいで全てのFS判定をクリアされてGM涙目。
  • その晩、チェチェの仲間であるドライアドのベールから、他の妖精達の事情を告げられる。
  • グランフェルデンの住宅街の区画整備のため古い屋敷が取り壊されて、そこの妖精達が集まっているためらしい。
    • 『この屋敷も、怖い男達がやってきて取り壊そうとしていたので、それでチェチェさんが立ち上がったのです』「ん…何かおかしくないか?」
      • 状況をいぶかしむメンバーの前に、本物のジアゲ屋の男達がやってきて一悶着になる。
        • 瞬殺されました(´・ω・`)
          • 『お、俺達にたてついたことを後悔させてやる!!俺達のバックについている貴族にかかれば…』「貴様に何がわかる…」『ヒィ!?』
            • イグナシオの恐ろしい瞳で睨まれたジアゲ屋達はしめやかに退散。彼にまた新たな設定が生えた瞬間であった。
  • 翌日。館に再び訪れた一行は妖精達の先導で館に入ると、そこは闘技場さながらの空間になっていた。
    • 「ちょ、ちょっとー!?少し改装してるって聞いてたけどこれ、え!?」「本当に元の家に戻るのかこれ…」
      • そして部屋の中央にせり上がってくるのは、ポンチョとウェスタンハットに身を包んだ黄金のゴーレムであった。
        • もはやテキサスマックである。
  • こうして妖精チームとの実力比べが始まる。開幕から6人PCによる柔軟な連携攻撃によって敵を次々と蹴散らしていく。
  • 突如としてトラップに妨害されるPC達。どうやら観客席の中に紛れてトラップを操作している妖精がいるもよう。
    • 隠密勝負に勝利して敵の居場所を特定し、範囲攻撃で殲滅するPC達。
      • 『げぇーっ!!こっちにむかって撃ってきtアバーッ!!』
        • 負けじとランダムトラップを発動させる妖精。ラシェルの頭にウェポンイーターを降らせる。「ヤ、ヤメテーッ(フェイトの根性回避)」
  • 妖精達を撃退し、チェチェ&ベールとのクライマックス戦闘へ。
    • 並ならぬ実力を匂わせるチェチェに対してイグナシオがエネミー識別。
      • 『《我流・水破斬》というスキルを持っています』「なッ!?き、貴様まさか、妖精騎士の…!?」
        • 『あとHPが一定以上低くなるか特定のアイテムをスティールすると《本気モード》に移行します』「メタじゃないですかヤダーッ」「服…だな…」
  • 高HPとカウンター技を搭載していたエネミーですがBST無効は持っていないため、ルキアのタウントやバーツのカバーリングで上手く制御される。
    • 本気モードに移行したチェチェが一発技をつぎ込んでイグナシオに叩き込み、1ダウン。
      • 「くっ、だが私を狙ったことを後悔するがいい」『減らず口をッ』「では手をワキワキさせながらスティールの構え」『!?』「だから言ったのに…」
        • ティールの出目のおかげで危うく放送事故にはなりませんでした。
  • ラシェルが怪しげな薬を取り出し、チェチェに停戦交渉を始める。
    • 「薬品を覗き見ながら…"ねぇ、私としても穏便にしたいのだけど…まだする?"」『何言うてんのや、例え劣勢でも最後まで白黒つけるでッ』
      • 「どうしても?…そっかぁ、しょうがないか。では《ペスティサイド:妖精》。場面にいる妖精種族はこれで痺れます」『なッ…!?』「なにぃーッ!?」
        • 場面に登場する全妖精種族なので、当然観客席にいたグレ太達にも効果がありました。
          • 『ラ、ラシェルさんまって、その薬品はダメアバーッ!?』「だから言ったのに」「怖ぇー…」阿鼻叫喚であった。
  • そんなこんなで戦闘が無事に終了。妖精達もギルドの実力を認め、部屋を元通りにして屋敷を明け渡した。
    • 「あぁ…ちゃんと元に戻って屋敷が返ってきた…」「言ったからにはきちんと仕事をしてもらうぞ(キリッ」
      • 『"これは、ウチらの心ばかりの餞別や"といって君達に小包を渡します。…ではドロップ判定をどうぞ。』「綺麗にまとめやがったなー」
  • その一方。ジュリアから良くない貴族達の話を聞く。メンツを潰された彼らも黙ってはいないかもしれない(シナリオフラグの丸投げ)。
  • こうして彼らは ねんがんの ギルドハウスを てにいれたぞ!!