追え!!針千本のサボテンの王 GM:RADY

土曜第二ラウンドはARA2E。
第二ラウンド用のショートセッションのつもりがネタを盛り込みすぎて普通のシナリオぐらいのボリュームに膨れていた。
今回のシナリオはエリンディル東部のキルディア共和国に広がる無限の砂漠でレアモンスター退治。
一攫千金を狙うシルバーレギオンが某ゲームの有名モンスターに挑む中、いつものライバルギルドや変な乱入者といったカオスな顔ぶれが揃った。

  • サンターナ (ネヴァーフ、ウォーリア/ガンスリンガー)
    • 世界に名を刻むために冒険者をする砂漠からやってきたガンマン。彼の固有結界によって背景や演出が全て荒野のガンマンっぽくなる。
    • ↑…のだが、今回は彼の故郷が舞台となったため普通にいい気になれた。酒場の情報収集やサボテン、射撃系ボスとの撃ち合いと見所が盛り沢山であった。
    • 強化されて手が出せないはずのサボテンの王に対して一発当てるなど全体的に出目が上に寄ったため大いに盛り上がった。
  • ミミリー (ヒューリン、アコライト/ファランクス)
    • アルディオン大陸の小国家群のお姫様だが嵐に遭いエリンディルに漂流した。ギルド指折りのマイペースお姫様。
    • 一攫千金を得て国に戻るための船を造る資金が欲しいのと、サボテンの王の素材が高級化粧品になることを知って俄然やる気を出していた。
    • 新たに購入した水属性のマジックウェポンで王の横っ面を叩いて真っ二つにした。今回も出演回数の多いエリシャとの小慣れたRPで男性を落として(?)いた。
  • リム・フリック(ヴァーナ[狼]、シーフ/ニンジャ)
    • 高い機動力と毒を用いた暗殺術を得意とする忍者。仇である三日月の傷を持つ魔物を探している。
    • サボテンの王のドロップ素材がそのまま報酬となる今回の依頼で、覚えたての《スティール》に心を躍らせた。その結果は…
    • クリティカル特化型ということで多いダイス数と振り直し特技で攻める。今回はなかなか2個目の"6"が出なかったものの豊富な一般技能でリサーチを支えた。
  • エリシャ (エルダナーン、メイジ/アコライト)
    • 高貴な魔術師家系の娘。命を救ってくれた神官を追っかけて神殿入りした神官見習い。彼女の祈りはどう願っても敵が殲滅されるという摩訶不思議。
    • クリスタルクランのソイルには相変わらず気に入られているらしい。いいところ見せようと無茶して蹴散らされる彼にエリシャさんも苦笑い。
    • ジェムセットからの高火力は雑魚なら一撃で蹴散らしてしまう。情報収集ではミミリーとのコンビうちも板について大変面白かった。

以下、ダイジェスト。

  • キルディア共和国でサボテンの王を倒すという、一種のお祭りみたいな討伐クエストがあったので行ってみる事になった一行。
    • 「ところでサボテンって美味しいの?」「あぁ、美味いぜ。削ぎ落とすように切ってパンに挟むといいぞ。」「サンターナは流石に詳しいなぁ…w」
  • 報酬はサボテンの王のドロップ品の値段らしく、運がよければ一攫千金を狙えるほどの金額が手に入れられるとの事。
    • また、高級化粧品の素材らしく、アルディオンではそのレアリティから破格の値段で取引されていたためミミリーさん他女子勢が俄然やる気になった。
      • 「ベネットあたりが輸入とかしてそうだな」「ピアニィあたりなら自分で倒しにいくだろうなぁ…サボテンの王。」とかなんとか。
  • 出発の直前、ギルドメンバーの前に立ちはだかり宣戦布告するのはお馴染みのライバルギルド、クリスタルクランのアランだった。
    • 『面白い、ではサボテンの王は我々クリスタルクランが討ち取ってやる。勝負だイグナシ…オ…?』「ギルマスなら今日忙しいそうですよ」
      • 心なしか残念そうなアラン。それはそうとやる気のメンバーに支えられて先陣を切るようにポータルを潜り、それに続くシルバーレギオン
  • ミースの街で改めて当地の神官から依頼を確認する一行。どうやら一定区間を凄い速度で周回するらしく、そろそろ街の近くを通過するそうだ。
    • 『サボテンの王は古ドゥアン語で"サボテンダー"と呼ばれております』「まんまだった!?思った以上にまんまだった!?」「上手いこじ付けだなぁw」
  • 街の外へ様子を見に行く一行。サボテンダーが通過しているという砂漠の溝のど真ん中に、やる気マンマンのアラン達がスタンバイしていた。
    • ギルドメンバーは危険を回避すべく溝を避けて準備したが、地元ともあり良い気分だったサンターナがまさかの溝の中でスタンバイ。
  • サボテンダーが雑魚を引き連れて地平線の奥から颯爽と登場。我先にと突撃するアラン達や、素材を狙う妖魔達。
    • 『あ、MAP上にたくさんキャラクターがいますがイニシアチブ表にいないということでお察しくださいまし』「わかってるねんで。」
  • サボテンダーの全身から発射された1000本くらいの針に哀れ突撃した方々は全滅。そのまま一直線にサボテンダーサンターナのほうへと走っていった。
    • 「来いやコラァ!!やってやらぁ!!…お、命中が上目った」『では回避は5Dでこれだけ…あ、当たったぁ!?』
      • スラッシュブロウ込みで思わぬところで大ダメージを食らったサボテンダー。そのまま逃げるように彼の脇を駆け抜けて逃走するのだった。
  • 雑魚を蹴散らしつつサボテンダーの対策を練ることにした一行。敵の弱点を調べる知能班(ミミリーエリシャ組)と周辺の地形や戦いやすい場所を調べる情報班(リムサンターナ組)に分かれる。
    • 知能班は順当にサボテンダーのエネミー情報を開示。その後、昨年サボテンダーを討伐したという男から詳しい情報を得るために彼の元へ。
      • 『男は君達を邪険そうに追い払おうとする。家からは奥さんの声が聞こえますね』「では男の手を優しく握ってお願いをします」『!?』
        • 『ま、待て、話す!!話すから離してくれ!!』「上手いなぁw」その後、度重なるミミリーエリシャの色仕掛けで男は背中に冷たい汗を感じたという。
  • 一方情報班。リムの幅広い情報収集能力で地元に詳しいという酒場のマスターに話をつけることになった二人。
    • 『もちろん酒場の扉はキィキィなる両開きのアレですよ』「おぉ…おぉぉ…!!(何か感動するように何度もキィキィさせるサンターナ)」
      • 水を得た魚のように酒場の扉を潜りマスターに酒を注文しつつ情報収集するサンターナ。飲み比べや腕相撲で勝負することになり終始いい気になっていた。
        • その後、めぼしいオアシスやお宝のありそうな古い遺跡を見つけたりできました。
  • 遺跡で金になりそうな骨董品を手に入れたり、サボテンダーの弱点をリサーチして準備を整えた一行は彼を待ち伏せして決戦へ。
  • お供にレライエを引き連れており彼女自身も強いエネミーであったため苦戦する一行。
    • 『ぬぅーん!!…といって《エナジーバースト》。上半身の服が破けてキワドイ下着姿になるサービスシーンだy』「おいばかやめr」
      • 『手を胸でハート型にしてそれを中腰に構えます。…あ、《ソウルフィスト》です。』「マジかよ!?」「一人ラブラブ天驚拳かよw」
        • 割と好評だったのでよかったです。
  • レライエにボルテクスをぶち込むサンターナ。だが射撃系のリアクションで撃ち返しを行なうレライエ。ミスを覚悟した一行だったが…
    • 『達成値は…1負けたぁ!?』「ダイスの出目まで一緒だったか…」「ちなみにその1点はアーケンラーブ様の信仰の力な」「Oh…」
      • 荒野のガンマンさながらの早撃ち対決で膝から崩れるレライエと頬から血を流すサンターナという大変カッコイイシーンとなった。
  • 無事に邪魔者を撃退し、街へと凱旋する一行。その様子に驚きを隠せず悔しがるアランだったがメンバーの提案で彼らと一緒に宴に参加することになる。
    • こうして彼らの武勇伝が酒の肴となり、ミースの街では祭りの宴が始まったのだったとさ。

第二ラウンドでやるにしてはボリュームが大変大きくなってしまいましたが、シナリオギミックや話のネタとしては楽しんでくれたそうなので良かったです。